垣野勝司展「しろの、もようの器」

3月29日(金)・30日(土)・31日(日)
垣野勝司展「しろの、もようの器」
このたび、花想容では九州在住の陶芸家、垣野勝司さんの作品展を実施いたします。
期間中は桜染めの会を実施していますが、陶芸展はどなたでも自由にご覧になれます。
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28日の準備風景です。

垣野さんからのメッセージ

2012年3月に大分県国東半島に仕事場を移しました。現在、田7畝畑5畝を耕しながら、半農半陶生活を送っています。。土に根ざした生活の中で、素材をめぐらせながら制作していく事が目標です。たとえば、「わらの器」シリーズでは稲刈りの終わったわらを作品に巻いて模様を出しています。薪ストーブの灰は釉薬になります。砂浜の砂鉄も釉薬の原料になります。近所のおじさんが作った炭も分けて頂いて作品作りに使っています。今回の作品展では旧作新作とり混ぜて様々な「しろ」の器と「もよう」の器を展示致します。
 国東半島の紹介
ここは大分県北部の瀬戸内海(豊後水道)に面したところにあります。半島の真ん中に標高720Mの両子山があり、そこから放射状に谷筋が広がっています。古くから交通が盛んで、色々な時代の文化が感じられるところです。特に奈良から栄えた六郷満山という山岳仏教文化には目を見張るものがあります。更に、ケベス祭り、修正鬼会、神仏習合、祖霊崇拝、庚申講、先祖祭、宇佐神宮(八幡さまの総本山)、弘法大師の「お接待」など伝統的な祭事が今なお続いており、日常の生活の中でも、「カミさま、ホトケさま」を強く感じられる日本では数少なくなっている地域と言う事ができると思います。
 逆に裏返せば、近代から取り残された所という事なのですが、それがかえって海、里、山の自然が手つかずで残っている本当に美しい場所です。是非、国東半島にご興味をお持ちになりましたら、国東の風を感じに作品展にいらしてください。心よりお待ちしております。
プロフィール
1970 千葉に生まれる
1994 武蔵野美術大学工芸工業デザイン卒
       在学期間、遺跡に興味を持ち、メキシコ、韓国、中国、タイ、ベトナム、カンボジア、インドネシア、マレーシアなどをまわる
1995 クラフトショップ「かたち屋」を始める
1998 作陶を始める
2004より 千葉、東京などで個展、飲食店の食器を手がける
2005 グループ展(津田沼丸善)
2006、7、8 作品展(江戸箒白木屋ギャラリー)
2012 国東半島に移住
おおたか静流コンサート キャンドルシェード制作
市川シーサイドフェスティル 縄文野焼き担当
くにさきかたち工房
垣野 勝司
872-1612 大分県国東市国見町大熊毛32
IP電話 050-3444-2137