八掛の交換
八掛が派手で着られなくなったきもの、お母さまの大島紬などで赤い八掛がついていたものなどは、八掛を交換するだけで現代風に生まれ変わります。
写真は八掛交換前と、交換後です。着物の地色がグリーンでしたので、地の色を生かしてグリーン系の八掛に交換しました。
染め替え
派手になって着られない道行コートの地色を染め替えました。地紋のある生地は、染め替えると光線の加減で地紋浮き上がって見え、無地染めでも雰囲気が重くなりません。赤い地色の上から、濃い色を染めるのがお勧めです。中間色の場合は色を抜いてから染めることもあります。染め替えと同時にコート丈を長くすることもできます。
柄を生かした地色の染め替え
若い時に作った訪問着の地色がピンクでちょっと派手でした。柄を生かして、地色のみを染め替えしました。ちょっとしたシミがたくさんありましたが、シミも見えなくなり、落ち着いた雰囲気の訪問着に生まれ変わりました。表地と同時に八掛も同時に染め替えします。
羽織から名古屋帯に
黒い羽織がありました。華やかな刺繍が施されていましたが、羽織として着るには丈も短いのと、刺繍の羽織は着る機会が少ないということもあり、思い切って名古屋帯に作り替えることにしました。
洗い張り代10000円のところキャンペーン価格で7000円、帯のハギ入れ仕立て代が20000円のところ、16000円です。(税別)23000円でお正月などにぴったりの名古屋帯が完成しました。
羽織からショールへの仕立て替え
こちらも、縫い取り刺繍の入った羽織を洗い張りして、柄の部分を生かしてショールに加工しました。反物の幅だけではショールとしては幅が狭いので、脇にちりめんの布を添えて、幅を広くして仕立てています。裏面も幅広のちりめんになっています。 せっかくなので、裏地になるちりめんの布も黒ではなく、好きな色をペアにして仕立てました。