絞り染め教室について

花想容では染色教室を実施しています。
花想容の絞り染め教室は、着物好きな方のために、自分で作品を染めることができる教室です。月に2~4日間(3~6コマ)実施しており、習う方の都合でそのうち月に1回か2回参加してもらうことになっています。

2023年5月現在、教室のスペースに対して生徒さんの登録数が多く、日によっては混雑しすぎることがありますので、実施方法を再検討しています。

教室風景

基礎(長じゅばん)コース

この講座では、絞り染めの技法の基礎を学び、作品を作る過程を順を追って習得することができます。着物や長襦袢の寸法や、割り出しの方法、柄位置の決定、デザインなどもあわせて学びつつ、実際に生地に絞り加工をしていきます。絞り糸の止め方や絞りの強さ強弱による模様の変化など、サンプルをもとに個別指導しますので、どなたでも必ず作品が完成するようになっています。

講座の流れとしては、初回に絞りの基本技法を7つ試して、それを2回目から応用して作品を作っていきます。デザインの規制はありませんので、自由に自分だけのオリジナル作品を作れるようになっています。染め色も自由です。絞りが完成したらそれを解く作業もご自分で行っていただきます。最終的な湯のし仕上げはこちらで行います。参加費は30,000円(税別)で、これには白生地代金、糸や青花ペンの材料費、完成までの染色や仕上げ費用が含まれています。仕立て代は別途かかります。16,000円(税別)です。

中級(絞り小紋)コース

こちらの講座は、長襦袢の絞り基礎講座を終えた方への中級講座です。絞りの応用技法を習得することと、染めの基礎を学びます。自分自身のデザインセンスを生かして、オリジナルの絞り小紋を作ることが可能です。費用は、材料費と指導料金を含めて5~6万円(税別)です。裏地や仕立ての費用は別途必要です。
基礎講座と中級講座を終了しますと、習得した技術を生かして、ご自分で自由に作品をつくることができるようになります。

中級コースは、長じゅばんとは違って、地色のほかに、色挿しの工程が加わります。また、基本の絞り方に加え、帽子絞りもします。
柄の配置や色のバランスなども考えて染めることになりますので、
デザインの自由度は幅広いです。自分の着てみたい着物を染めることができますので、自分だけのオリジナルデザインに挑戦することができます。
講師は花想容の店主、中野が務めます。花想容では日々、染め物をしておりますのでその経験を生かして、楽しく、失敗のないように指導いたします。

上級(名古屋帯)コース

上級コースでは名古屋帯を作ります。帯の柄位置やデザインを学ぶほか、地色の染め替えをしますので、自由な地色で作品が作れます。地色まで含めてすべて自分で染めることになりますので、達成感はひとしおです。基礎コース、中級コースを受講していることが条件となります。
絞り染め教室に興味のある方は見学が可能ですので、水曜日か土曜日の都合のよい日時をメールにてお問い合わせください。
教室は月に4日実施しておりますので、随時見学や入会が可能です。現在は花想容のお客様8名が受講しています。定員は10名位までと考えております。