感染防止に十分に配慮して開催したいと思います。
花想容の浴衣展(5月7日~8日)
1、石塚久美子さんの染める綿紅梅
2、丸久商店の浴衣セレクト
3、三勝浴衣セレクト
4、花想容オリジナル綿麻小紋
石塚久美子さんの染めた浴衣を10点紹介します。
石塚久美子さんの染めた綿紅梅の浴衣。今回は作品を見てもらいたいと思っています。江戸小紋の技法と同じに染められた、ひとつひとつに手間と心のこもった作品で、手に取るとそれが伝わってきます。石塚染工さんは、東京都八王子市で明治30年から続く江戸江戸小紋の染工所です。現在4代目の伝統工芸士のお父様石塚幸生さんと5代目になる石塚久美子さんの二人で営業しています。今回の浴衣展では、石塚久美子さんの染める綿紅梅の浴衣をご紹介するとともに、5月7日には一日だけ花想容に来てくれることになっています。
藤井さんは見るもの会う人何でも素晴らしく見えちゃう人ですので、藤井さんが語ると何でも素晴らしいんですが、久美子さんに対する評価はちょっとほめ過ぎなんじゃないか?って思うくらいです。藤井さんがもし着物の小売店だったら久美子さんの作品は全部買い占めちゃったと思います。もちろん私も素晴らしいと思っているんですが、あくまで作品に対しての関心と染色家としての魅力です。美大に通っているときは前衛アートとかをやっていたみたいなので、着物業界に入ってくれてよかったと思います。
純粋で前向きで、こんな暗雲の着物業界で女性がひとりでこれからやっていけるのかと心配になったりしますが、旦那様も一般企業にお勤めしているようですし、お父様もついているんですから、私も人のことを心配している場合ではありません。久美子さんは芸術家ですので、感性が豊かです。とつぜん思い立ったように電話くれたり、大慌てしていることもあったり、時々思考についていけません。右脳が発達して才能が別の方面に開花したんだと思います。
とにかく作品は今が旬だと思います。きもの業界のキラキラ星さんです。そのうち有名になってきっと欲しくても手に入らなくなります。そういうのって、いろいろな運とかもあると思うので、今回が最終チャンスかもしれないと思っています。そういうわけで、石塚久美子さんと会ってみたい方はどうぞ7日の土曜日にお越し下さい。